60年保証

スタッフブログ

営業企画部 牧野です。

今日は電話等でいただく多くのご質問中からひとつピックアップしてお届けします。

今日のテーマは「防災瓦の差し替え」

防災瓦とは下の写真のようなフックがあり、瓦と瓦がかみ合う構造を持った瓦なので 「一枚割れてその部分だけ取り換えたいんだけどどうするの?」等お問い合わせをいただくことがあります。

特に屋根は住宅建設の中でも一番早く取り付けられる部分で、 瓦が取り付けられた後に不意のトラブルで破損することもあります。

※ご紹介しますが、専門用語が頻発します。対処法があるのだ、しっかりと飛ばない処理をしてあるんだということをご理解いただければと思います。
※なお、差し替え工事は周辺の瓦を破損したり、補修後に十分な耐風性を確保できなかったりと安全面においてリスクがありますので、工事は瓦屋根業者様にご依頼いただく様お願いします。


防災瓦のかみ合う構造(平板瓦)


取り換えたい瓦を取り除く

①まずは破損した瓦を取り除きます。
たたき割るなどして取りやすくしてもいいです。
とにかく取り除いてください。
瓦を固定する釘が1本ありますので
そちらも取り除いてください。


ハイパーアームを折る

②取り除いた瓦の横にある瓦のハイパーアームを折ります。
取り除いた瓦の左上のアンダーラップを持ち上げると折れます。


差し込む瓦の準備をする

③差し込む瓦の準備をする。
ハイパーアームを折り、左側の尻ケンを除去します。


差し込む瓦を固定するための準備をする

④差し込む瓦を固定するための接着剤を塗布します。
差し込む瓦と、瓦を差し込みたい右側の瓦、
どちらの瓦も左上に瓦用接着剤を塗布します。


瓦を差し込む

⑤瓦を差し込みます。
右上の瓦を30mm程度浮かせた状態にし、上手に入れてください(笑)


瓦を固定する

⑥最後に差し込んだ瓦の周辺の耐風処理をして終了です。
お疲れさまでした♪





なお、こちらの差し替え方法で150サイクル試験を行っていますので、耐風性能もご安心ください☆

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こういった内容を取り上げてほしい等ありましたら、お気軽にご連絡下さい。
tsuruya-eigyou@try110.com
牧野が責任をもってお応えします★
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営業部の石川です。
今回は、瓦屋根の施工事例についてご紹介します。
お客様が瓦屋根を選ぶ理由の多くは「耐久性の良さ」ですが、今回はデザイン(外観)に注目していただきたいです。



ここで質問です。「瓦」の色について正しいのはA・Bどちらでしょう??


A:表面の色は、焼いて発色している。
B:表面の色は、焼いてから塗装している。

答えはAです。
瓦は焼いて発色している為、屋根材で唯一塗装品ではありません。
その為、屋根材で一番色落ち(劣化)が少ないとされています。
身近なもので例えると、湯飲みとかお茶碗の柄と一緒です。


最後に、これまでお客様のご要望でお作りした特注色のご案内をします。
特注色は鶴弥オリジナルのサービスとなります。
どうですか?家の印象もガラッと変わりますよね!!




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こんにちは、技術管理課の伊東です。
ところでカワラッパ君、鶴弥の瓦は粘土からできてるって知っていますか?


それは知ってるけど粘土作ってる所は見たことないんだな~。


えっ、カワラッパ君見たことないのか!!
じゃあ新入社員のみんなと粘土作る所を見に行きましょう。


嬉しい~~。
よろしくお願いします!!


さあ、巨大粘土工場の中に潜入していきます。  
株式会社丸長さんの工場です。




今日は空っぽですが、通常、鶴弥に出荷される粘土の3日分がある場所です。


えっ、粘土が見えてないですよ( ノД`)


では良く見える、屋外でお見せしましょう。
実は瓦に使う粘土は、数種類の天然の粘土をブレンドして作られているんです。
屋外の集積地には鶴弥が使う粘土、約一か月分2.5万t分があるんだよ。




うわぁ~、この土の塊が僕の大好きな防災瓦になるのか~。
見学楽しかったぁ。
↓一緒に見学した新入社員の方々の感想だよ♪↓


新入社員の感想


丸長さんの工場見学を通じ、粘土の量に圧倒されました。たくさんの種類の原料となる粘土が、集積・粉砕・混合・熟成し、配合粘土として鶴弥に届けて頂けることを知ることができました。

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うさぴょん

もうすぐ「瓦屋根ガイドライン」の改定版が出ますねぇ、来年の2022年1月からこれを守らないといけないんですよね?


開発部長

そうそう、建築基準法の告示109号が去年の12月に改正されたからねぇ。


うさぴょん

えー!!もう改正されてるなら、すぐやらないと!


開発部長

大丈夫だよ、来年の1月1日から施行するって最後に書いてあるから、準備期間1年ってことだね。国土交通省のホームページ見てみてよ。


うさぴょん

ほんとだぁ書いてある。でも、この告示109号に「ガイドライン」の事は何も書いてないですよ?


開発部長

もともと「ガイドライン」の仕様があって、それを告示109号に当てはめた形だからね。


うさぴょん

ふーーん。くぎ等で下地に緊結、下地に緊結した金物で冠を固定、隣接した桟瓦をフックで組み合わせる方法がポイントですね♪


開発部長

さすが!ちなみに、隣接した桟瓦をフックで組み合わせる方法は防災瓦のことね。


うさぴょん

そんなの当然知ってます!
ところで、告示109号では表しきれないところはどうするんですか?


開発部長

「ガイドライン」で耐力が確認されている緊結方法はもちろんOKだけど、必要耐力を公共試験機関にてガイドラインに定める標準試験によって確認された緊結方法もOKなんだ。


うさぴょん

そうなんですね!そこで私たちがやってる耐風圧試験の成績書が活躍するんですね!


開発部長

そうそう!
150回も連続して機械が引っ張ってるから、試験中、眠くなっちゃうんだよね~。


うさぴょん

Zzz…(=_=)


う…うさぴょん。。(汗)
これからも少しでも使い易い仕様を考え、試験を重ねないとね。


ガイドライン法制化についての詳細資料(国交省)


所有者向け啓発チラシ


ファイルイメージ

2.0MB

施工業者向け啓発チラシ


ファイルイメージ

2.0MB


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工場長

こんにちは、本社工場の工場長です。

陶板壁材スーパートライWallをご存知ですか?
当製品は、本社工場第3ラインで製造しています。
鶴弥で製造している瓦と同じ配合粘土を使用し、1,130℃の高温で焼き締める本物の陶器だからこそ発揮される耐久性が自慢です。



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工場長

この陶板壁材スーパートライWallの製造は、様々な苦労があるんですよ。


カワラッパ

そういうの聞きたいです!
どんなことに苦労するんですか?


工場長

1,810mmの長さの板を、曲がり±1mm以内の基準内になるように、蒸し暑い乾燥室内で、乾燥途中の製品の曲がり状況を日々点検して、押し出しでの曲り調整を実施しています。
夏場、乾燥室がある2階の作業者は特に汗だくです。


カワラッパ

瓦もだけど、スーパートライWallも日々の作業者の苦労が積み重なって造られているんですね。
体調管理が大事ですね。


塗り替えなどのメンテナンス不要。
凍害にも強く高耐久。
興味のある方は、鶴弥ホームページをぜひご覧ください。


陶板壁材『スーパートライWall』の製品情報についてはこちらクリック


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