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2025/03
17(月)

こんにちは、鶴弥 本社業務部です。
3月ですね~。気温も段々と暖かくなって来て
『そろそろ春かなぁ』と思いますよね。

3月くらいから春が始まる気がしますが、4月からな気も…。
春の定義は色々とあるみたいです。 
・気象庁の春…3月~5月
・四半期の春…4月~6月
・天文学での春…春分(3月20日)~夏至(6月21日)
・旧暦の春…1月~3月(月切り)、立春~立夏の前日まで(節切り)

【2月】暦の上では春…よく聞きますが旧暦なら春、気象庁では冬みたいですね。
日々、外で作業している私としては、早く暖かくなってほしい願いからの
春の定義のご紹介でした!


本社工場から出荷している製商品のご紹介です。
陶板壁材スーパートライWallレコルーフスマート 純いぶしなどを取り扱っています。
是非ご検討よろしくお願いします!


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こんにちは 仙台営業所と北陸支店を行ったり来たりしている 佐藤です。

今回は、出張でよく行く石川県の建物の特徴についてお話ししたいと思います。
石川県だけではありませんが、
北陸地方でよく見かける建物の特徴には
「黒瓦の下見板張り」という言葉がぴったりだと思います。

屋根瓦はピカピカと黒光りしている瓦を使用しており、
外壁は横長の板を少しずつ重なるようにして張り合わせていく板張りがとても印象的です。
下見板は潮風などで劣化しても交換のしやすさが特に長けているとのことです。


ところで、どうして石川県は黒い瓦が多いのかご存じでしょうか。

びっくりなことに、今のようなピカピカの黒い瓦になる前は、
なんと屋根瓦は赤い色をしていたそうですよ。
江戸時代の後期に、越前の赤い瓦を取り入れたことで、
石川県で赤い瓦が主流となったらしいです。

たしかに!能登半島は黒い瓦が大半なのに
輪島市門前にある総持寺の門は、今も赤瓦が葺かれてました!
総持寺に行くたびに、赤い瓦に少し違和感があったけれど、
歴史を知ると「なるほど!」と思いました。

では、いつくらいから黒い瓦になったのでしょう。
調べてみると、明治時代に、
京都の技術を取り入れてマンガンを主原料とするゆう薬を使い始め、
能登の黒瓦が誕生したそうです。
その後、マンガンが塩(潮風)に強いことが知れ渡り、黒いゆう薬が流行して、
赤色の屋根がどんどん黒色の屋根に変わっていくという現象が起きたのですね。

黒瓦も下見板も耐久性とメンテナンス性が良いので
多くの建物で採用されていることがわかりますね。

これからも能登の街並みにピカピカの黒瓦が見られるよう、
能登半島地震からの復興を心から願うと共に、
地震・台風に強い鶴弥の防災瓦を広めていけたらと思ってます。


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2025/03
03(月)

鶴弥 開発部です。世界遺産に認定された白川郷の合掌造りを見たことがありますか?
雪景色の「合掌造り」は一見の価値があります。是非、足を運んでみて下さい。

この合掌造り(萱葺)が重い屋根材ということを皆さんはご存知でしょうか? 
雪景色・消火訓練・葺き替えの映像を見る機会は多いですよね。
すごく軽い素材のように見えますが厚みのある萱葺屋根は、67㎏/㎡で瓦の1.5倍の重量です。
雨を含むと1棟当たり25t以上の屋根重量になるそうです。
厳しい自然環境に耐える萱の特性を見出し、重い屋根を支え、
厳しい冬を快適に過ごす事が可能な住宅構造が300年前に構築されていたことは驚きです。
残念ながら、1950年以降は萱葺屋根を新築住宅に採用することはできなくなりました。



写真提供 岐阜県白川村役場


鶴弥が生産している瓦も重い屋根材に分類されます。
大地震の度に、「重い瓦屋根の住宅は倒壊する」等と編集された報道を目にします。 
倒壊した住宅の多くは、耐震基準を満たしていません。
震災に耐えた瓦屋根住宅に着目した報道もありません。残念なことです。

住宅着工数の減少、資材・エネルギー等の高騰もあり、
瓦業界には非常に厳しい環境が継続することが予想されますが、
これからも瓦の良さを守り、日本の気候と時代の変化に適した製品作りにチャレンジします。




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