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2015/04/14 製品について

陶板壁材事業の開始に関するお知らせ

法人様向け)展示会への陶板壁材の出展について

新たな事業として住宅用建材である壁材(陶板壁材)の製造販売を開始することを決定いたしましたので、お知らせいたします。


製品外観(ゆう薬や焼成方法によって多様なカラーと質感が表現可能)


1.新たな事業の内容


当社は1887年(明治20年)の創業以来、粘土瓦の製造販売を主たる事業として参りました。粘土瓦は、古くから家屋を守る屋根材であり、日本の風土に合った高耐久の建材として現在でも新築戸建住宅において最も多く採用されております。
その理由は、原料である粘土を1,130度という高温で焼成することによる耐久性、また焼き物特有の落ち着いた風合いと高級感のある質感による意匠性、さらに断熱性などであります。
この度、それら粘土瓦としての特性に加えて、中空形状による軽量化、長年培ってきた粘土瓦生産技術のノウハウによる高い生産性を実現した陶板壁材「スーパートライWallシリーズ」の製造販売を新たな事業として開始することといたしました。

2.新たな事業を開始する時期

すでに基礎的な試験研究は終了し、現在、量産化に向けた試作を行っております。新製品としては2015年(平成27年)10月ごろより用途に応じて順次発売を予定しております。

3.新たな事業のために特別に支出する予定額の合計額

前期(2015年(平成27年)3月期)までに取得済みの試験研究および量産化試作用の生産設備、また既存の生産設備を応用するため、本件に関わる今後の新たな設備投資は100百万円程度となります。

4.今後の見通し

本事業の当期(2016年(平成28年)3月期)業績に与える影響は軽微でありますが、来期(2017年(平成29年)3月期)以降は、通期売上高として700百万円を見込み、その後同事業を将来的に粘土瓦と並ぶ新たな事業の柱とすることを目標としています。

事業の開始に至った背景

当社がこれまで128年に亘って主たる事業として製造販売を行って参りました粘土瓦は、日本では1400年以上の歴史があり、近代にあってはその生産技術はめざましく発展し、様々な形状が開発されております。当社におきましても、長年多くの新製品を開発、また生産技術の研究を続けております。そのような状況下、2012年(平成24年)10月に新たな焼成設備である連続焼成炉ローラーハースキルンを取得し、新たな生産技術の習得および製品開発を進めて参りました。


モニター施工物件




焼成の様子(焼成炉内)

一方で、外壁材市場においては、高価格帯である外壁タイルと、比較的安価な窯業系サイディングや金属サイディングとの二極化が進んでおり、粘土瓦の持つ特性とその生産技術を発展させることで消費者に新たな選択肢を提供できるのではないかと考え、陶板壁材の研究を進めて参りました。この度、当該製品の基礎的な研究が完了し、外壁材としてのみならず、内壁材としての使用を見据え、量産化の試験を開始するに至りました。


製品概要


寸法:全長さ900~2,000mm
働き幅303mm 厚み20mm
重量:約30Kg/㎡未満
材質:陶器質(せっ器質(Ⅱ類))
施工:金具留め工法・目地シール処理
用途:屋外壁・屋内壁
※製品概要は今後の開発状況によって
変更になる場合があります。


製品の側面


製品特徴


(1)耐久性:原料粘土を高温で焼き締めることによる高耐久性
(2)意匠性:焼き物特有の落ち着いた風合いと高級感のある質感
(3)施工性:中空形状による軽量化、大判化・金具留め工法による窯業系サイディング同等の施工性

本件商品の詳細に関するお問い合わせ先

営業企画部 木村
TEL 0569-29-4699
FAX 0569-28-5566
E-mail n-kimura@try110.com

プレスリリース資料はこちら


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