「現役1400年」という事実。
瓦の持つ驚きの耐久性をそのままに。

日本最古の瓦があるのは、国宝であり世界遺産でもある奈良県の元興寺。
その本堂には、1400年前に作られた瓦が今もなお使用されています。
雨風から長年にわたって建物を守り続ける瓦の高い耐久性は、
新たに「スーパートライWall」となって受け継がれ、強く美しく、暮らしを守り続けます。

塗り替え不要でライフサイクルコストを低減

スーパートライWallは降雪や降雨、酸性雨や紫外線といった自然環境による色あせや変化・劣化がないのが特徴です。そのため塗り替えといった大掛かりなメンテナンスが軽減できます。
初期費用は高いスーパートライWallですが、ずっと変わらず長く使い続けられる、トータルコストで考えれば合理的な壁材です。

製品性能 スーパートライWallは、安心してお使いいただけます。

風雨にも耐える強さ

耐風性能、水密性能(JISA1515、JISA1517準拠)

台風などの強風時に製品が割れたり落ちたりせず、また、暴風雨時に屋内への漏水を防ぐことができるかを確認する試験です。50年に一度発生するとされる暴風※1や、大雨と暴風が同時に起こる条件※2でも製品の割れや脱落、漏水なしという安心の性能を確認しています。

※1  基準風速46m/s、基準高さ13m、地表面粗度区分Ⅲの条件(正圧 :3,038N/㎡、負圧 : -1,956N/㎡)に安全率1.6倍を加味した数値
※2  沖縄県那覇市における50年再現期待値は、降水量31mm/h以上で10分間平均風速25.5m/s(日本建築学会資料による数値)

台風による飛来物にも安心

耐衝撃性能(JISA1414準拠)

壁面に人がぶつかったり、飛来物が衝突したりした際に、製品が割れたり落ちたりしないか確認する試験です。砂上全面支持法にて、試験体に飛来物を想定した500gの鉄球を高さ1.7mから衝突させても、貫通する亀裂は確認されませんでした。

美しさが30年以上持続する強さ

耐候性能(JISA1415参考)

強い陽射しや熱、雨などの過酷な自然環境を再現し、製品の変化の有無を確認する試験です。30年相当の長期にわたり、色あせ・劣化なしという極めて優れた結果となりました。なお、CASBEE※1では瓦は耐用年数「60年」と、最上位に位置付けされています。

メタルウェザーメーター耐候性試験(3,150時間、30年相当)
瓦(陶板) : 色差⊿E0.35(きわめてわずかに異なる)
参考(化粧スレート) : 色差⊿E6.61(きわめて著しく異なる)

※ 瓦の性能値です。陶板壁材は瓦と同様の原料・生産方法をとっているため、瓦と同等の性能を有すると判断しています。
※1 建築環境総合性能評価システム

万が一の地震にも備える強さ

耐震性能(JISA1414準拠)

地震や暴風によって建物が変形した際、製品が割れたり落ちたりしないことを確認する試験です。建築基準法で規定されている1/120radよりも厳しい試験値1/60radでも、製品の割れや脱落は見られませんでした。

万が一の火災にも備える強さ

防耐火性能(建築基準法第2条7号、7号の2及び8号)

建物近隣で火災が発生したときに、建物内部に延焼するのを防ぐ、また、火災が続く間、建物が崩壊しないかを確認する試験です。各構造にて認定を取得しています。なお、陶板壁材は高温で焼き締めているため、燃えない部材です。 認定範囲

寒冷地にも耐える強さ

耐凍害性能(JISA1509-9規格準拠)

寒冷地などの過酷な自然環境下で、製品内の水分が凍って膨張することで、製品にひび割れが入ったり、表面がはく離したりしないかを確認する試験です。製品本体だけでなく同質出隅においても、JIS規格の3倍にあたる300サイクルにて、ひび割れやはく離なしという優れた結果となりました。

沿岸でも使える強さ

吸水率(JISA5208準拠)

製品の水の吸いやすさを数値化したものです。陶板壁材は3.9%と他外装材と比べても大幅に低く、小口からの吸水による劣化が起こりにくいとされています。また、建築基準法でも耐水材料※として規定されており、使用用途を限らず、幅広くお使いいただけます。

※ 建築基準法施行令第1条1項四号でレンガ、陶磁器に類するものとされています。

酸性雨・融雪剤にも耐える強さ

耐薬品性能(JISA1509-10準拠)

製品の薬品に対する強さを評価したものです。酸性雨を模した強酸性溶液、殺虫剤や凍結防止剤(融雪剤)を模した強アルカリ溶液に一定時間浸すも変化は見られませんでした。また、塩水噴霧試験1,000時間経過後も外観の変化無しと、外的要因に対して強い性能が確認できました。

割れない強さ

曲げ破壊荷重(JISA5422準拠)

製品の強さを数値化したものです。JIS規格で定められている数値※の2倍を超える、1,830Nが確認できました。

※ JIS A 5422 規定値は900N以上

保証について

保証条件

以下の条件をすべて満たすもの

  1. 保証書が発行された新築物件。
  2. 日本国内の木造軸組、木造枠組及び鉄骨造の物件で、弊社が定めた「設計施工要領書」に従って、設計施工された物件。
  3. 弊社が認める施工管理者が施工管理し、施工チェックリストが提出された物件。

その他内装壁面、外装壁面等への設計・施工物件については、個別打ち合せにて検討及び対応させていただきます。

保証内容

外観上の不具合

(建物の変形や変位等に起因する反り・うねり・亀裂・割れ・欠損などは含まない)
① 軽微な反り・うねり(製品幅に対して矢高が3mm以上5mm未満の反り・うねり)のないこと。
② 軽微な亀裂(幅0.2mm以上長さ50mm以上の亀裂)のないこと。

2年

重大な不具合

① 著しい割れ(全板幅にわたって割れている場合)のないこと。切断加工した部分を除く。
② 著しい欠損(陶板壁材の一部が欠け損じ、下地材(躯体)が露出している場合)のないこと。
③ 著しい剥がれ(陶板壁材がめくれ又は剥がれ落ち、下地材(躯体)が露出している場合)のないこと。
④ 著しい反り・うねり(製品幅に対して矢高が5mm以上の反り・うねり)のないこと。

10年

陶板壁材本体及び同質出隅の著しい変褪色(沖縄除く)

① 著しい変褪色(施工年数を考慮しても見苦しく、社会通念上明らかに補修が必要な状態)のないこと。

20年

※ リフォーム物件は不陸が著しい等、様々な変化・劣化の可能性があり、陶板壁材の使用条件を満たしているかどうかの判断が非常に難しいため、保証対象は新築物件に限定しています。