1.新設住宅着工、2月は2.6%減 分譲マンション35.7%減


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国土交通省が3月31日発表した建築着工統計調査によると、2月の新設住宅着工戸数は前年同月比2.6%減の7万912戸だった。8カ月ぶりに前年実績を下回った。QUICKがまとめた市場予想は1.2%減だった。分譲マンションの大幅な減少が響いた。季節調整済み(年率換算)ベースでは前月比6.1%減少した。
内訳をみると、分譲が17.9%減の1万8,398戸と、3カ月ぶりに減少した。うち分譲マンションが35.7%減の7,562戸と大幅に減少。大型マンションの建設が昨年に比べて減ったことが響いた。分譲の一戸建て住宅は0.9%増だった。
持ち家は1.6%増の2万1,322戸と2カ月ぶりに増加した。貸家も相続税の節税を目的とした建設が続き、6.8%増の3万842戸と16カ月連続で増加した。


2017年(平成29年)2月期の新設住宅着工戸数


利用関係別 戸数 対前年同月増減率
総数 70,912戸 △2.6%
持家 21,322戸 1.6%
分譲住宅 18,398戸 △17.9%
貸家 30,842戸 6.8%

 

2.公示地価、住宅地9年ぶり上昇 低金利けん引

国土交通省が3月21日発表した2017年1月1日時点の公示地価は全国平均(全用途)で前年比0.4%プラスと2年続けて上昇した。低金利でお金を借りやすい環境のもと、訪日客向け店舗やホテル用地の需要が高まった。全国の住宅地は0.022%プラスとわずかながら9年ぶりに上昇に転じた。
商業地は1.4%上昇と、前年の0.9%上昇から上げ基調を強めた。景気回復を背景にオフィス需要が堅調に推移。訪日客が集まる都市を中心に店舗の収益性が高まり、不足するホテル用地の確保も相次いだ。三大都市圏が3.3%上昇したほか、周辺から人を集める札幌、仙台、広島、福岡の地方中核4市も6.9%上がった。
全国の最高地価は11年連続で東京都中央区銀座4丁目の「山野楽器銀座本店」だった。1平方メートルあたり5,050万円と1年前に比べ25.9%上昇した。都心でミニバブルと呼ばれた2008年を3割ほど上回る水準だ。もっとも、商業地の全国平均は2008年の8割強の水準にとどまっている。
住宅地は前年の0.2%下落から下げ止まった。長引く低金利に加え、住宅ローン減税による需要の下支え効果もあり、総じて底堅く推移した。ただ商業地に比べ回復の勢いは弱く、三大都市圏の上昇率は0.5%と前年と同じ。都心などでは価格高騰でマンションの販売が鈍っており、大阪圏と名古屋圏の住宅地は上昇率を縮めた。
住宅地1万7,909地点のうち上昇は34%、下落は43%と、なお下落した地点数が上回っている。通勤や買い物に便利な駅から徒歩圏内の地価が上がり、駅から離れた不便な場所の地価は下がるという二極化が全国的に広がっている。
三大都市圏を除く地方圏は商業地がマイナス0.1%、住宅地がマイナス0.4%だった。ともに25年連続の下落だが、マイナス幅は7年連続で縮まった。都道府県別にみると、商業地は奈良と岡山、住宅地は京都と広島が小幅な上昇に転じた。下落が続く地域もおおむね下落率は縮小し、商業地で2%以上の下落は秋田、新潟、鳥取、鹿児島の4県だけだった。
地域ブロックのなかで人口や経済活動が集積する中核的な地方都市が高い伸びを示す傾向はより強まった。新幹線や地下鉄といった交通インフラ整備のほか、再開発による利便性の高まりが地価上昇につながったケースが目立つ。
商業地の上昇率は札幌市が6.1%、仙台市が9.0%、広島市が4.7%、福岡市が8.5%だった。三大都市圏に比べると地価が安く、比較的高い利回りを確保できるとして投資マネーを集めている面もある。確保できるとして投資マネーを集めている面もある。

3.住友不動産、住友販売を完全子会社化 親子上場解消

住友不動産は3月17日、傘下の住友不動産販売を完全子会社にすると発表した。3月21日から5月1日までTOB(株式公開買い付け)を実施し、出資比率を現在の70.38%から100%に引き上げる。取得額は609億円になる見通し。住友販売を完全子会社とすることで親子上場を解消し、中古住宅のリフォーム・仲介や不動産の運営管理などについての意思決定を迅速にする。
住友販売は1975年に住友不が開発・分譲するマンションや戸建て住宅の販売を担う子会社として設立され、1998年に東京証券取引所第2部に上場した。現在は親会社の住友不と同じ東証1部に上場するが、TOBが成立した場合は上場廃止となる。住友不による住友販売株の買い付け価格は1株あたり3,600円と、3月17日終値(2,904円)を24%上回る。

4.大和ハウス、富山で高層マンション206戸 西武店舗跡に

大和ハウス工業は3月9日、富山市中心街の旧西武百貨店富山店跡地に建設中のマンションの概要を発表した。北陸最大戸数となる206戸の23階建てのタワーマンションを建設する。家族や友人が泊まれるゲストルームや眺望を楽しめるスカイラウンジを備える。2019年に完成する予定。街中に居住するニーズの高まりに対応する。
建設中の分譲マンション 「プレミストタワー総曲輪」〔資料請求する〕 は複合ビルの6~23階部分に入る。2017年4月下旬に販売を始め、2018年3月までの完売を目指す。揺れを吸収する制振構造を採用。高さ85メートルで富山市中心市街地の分譲マンションとしては最も高い。間取りは2LDK~4LDKを用意しており、3LDKが中心。価格は2千万~7千万円を予定する。シニアの富裕層などの需要を見込む。1~5階には店舗や商業施設が入る。

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