住宅関連情報 平成19年2月号
 
1.

12月の住宅着工10.2%増、 2006年は4.4%増  

 
《平成18年12月期の新設住宅着工戸数》
利用関係別
戸    数
前年同月対比
総     数
107,906戸        10.2 %
持  ち  家
26,770戸         0.3 %
分 譲 住 宅
33,474戸
         20.3 %
貸     家
46,637戸
          8.5 %
 
  国土交通省が1月31日発表した2006年12月の新設住宅着工戸数は前年同月比10.2%増の10万7,906戸となり、5カ月連続で増加した。マンションなどの分譲住宅が2カ月連続で増加し、持ち家や貸家も増えた。同時に発表した2006年の新設住宅着工戸数は前年比4.4%増の129万391戸と、4年連続で前年を上回った。12月の分譲住宅は前年同月比20.3%増の3万3,474戸となり2カ月連続で増加した。このうちマンションが28.9%増と3カ月ぶりに増加に転じた。3大都市圏別では、首都圏が2カ月連続で増加し、近畿圏は2カ月ぶりに増加に転じた。中部圏は2カ月ぶりに減少。貸家は前年同月比8.5%増の4万6,637戸、持ち家は0.3%増の2万6,770戸。
 
2.戸建て分譲住宅3割増、首都圏の11月−協会調べ
 
  日本住宅建設産業協会(東京・千代田)がまとめた11月の首都圏の戸建て分譲住宅の発売動向によると、発売戸数は929戸と前年同月比30.3%増えた。増加は2カ月ぶり。千葉県を除く各都県が大幅に伸びた。  
  東京23区が34.0%増の67戸、23区を除く東京都が42.2%増えて165戸、埼玉県が45.1%増の312戸、神奈川県が55.6%増の280戸だった。千葉県は105戸と30.9%減少した。
 
3.住宅公庫「フラット35」の2月適用金利、3.126%に上昇
  
  住宅金融公庫は2月2日、民間金融機関と提携した最長35年の長期固定ローン「フラット35」の2月の適用金利を発表した。取扱321機関の平均は3.126%で、前月比0.066%の上昇となった。長期金利の上昇を受けて、公庫が各金融機関の調達金利にあたる提示金利を前月より0.07%高い2.92%に引き上げたため。平均金利が上昇するのは3カ月ぶり。
 
4.住宅ローン担保証券、発行額27%増の5.7兆円・ 2006年
 
  大手銀行などによる住宅ローンの証券化が拡大している。クレディ・スイス証券の調べによると、2006年の住宅ローン担保証券(RMBS)の発行額は約5兆7,000億円と前年と比べ27%増加し、過去最高を更新した。堅調な住宅ローンの伸びを背景に、RMBSの発行は大手銀に定着してきた。  RMBSは民間金融機関や、住宅金融公庫が住宅ローンの元利返済金を裏付けに発行する証券のこと。保有債権を信託受益権などの形で機関投資家に売却し現金化すれば新規貸し出しの資金が得られる。
 
5.アイフルホーム、戸建ての耐震補償を標準仕様に
 

 住宅フランチャイズチェーン(FC)を展開するアイフルホームテクノロジー(東京・江東)は1月30日、戸建て全商品を対象に地震時に全壊した住宅の建て替え費用を補償すると発表した。最長60年間、最大2,000万円を補償する。
 耐震補償は同じ住生活グループで住宅構造材を販売する21世紀住宅研究所(東京・江東)が始めた。アイフルホームは一部住宅に耐震補償を付けているが、全商品に対象を広げる。地震保険ではないため、施主の費用負担はないという。  

 
6.ブライトホーム、和風の住宅新商品発売
 
  戸建て住宅のFC(フランチャイズチェーン)を展開するブライトホーム(東京・江東)は、デザインに和風の要素を取り入れた住宅「和モダンの住まい」を発売した。白壁に木質調の幕板を採用するなど「和」を現代風にアレンジした。  
  外観は日本家屋の要素を取り入れた「大屋根」「門構え」「吹き抜け」など5種類を用意した。内装は和室や床の間、格子天井などを設けた。主婦の意見を取り入れ、キッチンや玄関の収納スペースも充実させた。
  在来木造工法の新商品で、傘下のFCが販売する。販売価格は「門構え」の標準タイプで49万9,000円。年間200棟の販売を目指す。
 
7.三菱商事、米で住宅事業拡大−現地大手に出資
 
  三菱商事は米国の住宅大手、フェアフィールド・レジデンシャル(カリフォルニア州)に4,500万ドル(約54億円)を出資、同国で住宅の開発・供給事業を拡大する。米国の不動産に投資する内外ファンドとの連携も進める。三菱商事は米国では住宅開発プロジェクトごとに参加してきたが、大手開発会社に出資するのは初めて。
  フェアフィールド社は合同会社(LLC)の形態をとっており、三菱商事は出資により持ち分17%を取得した。フェア社は1カ所で数百戸規模となる賃貸用住宅を建設・運営し、一定期間保有した後に機関投資家などへ売却する事業を展開する。米国東海岸や西海岸、南東部などに5万戸の住宅を保有、賃貸用住宅の開発業者として全米で10位以内に入る。2006年の利益は税引き前で約1億ドル(約120億円)。
 
8.プレハブ住宅購入の決め手は「説明に納得」・協会調べ
 
  プレハブ建築協会(東京・千代田)は1月17日、プレハブ住宅の購入者に対して実施したアンケート調査の結果をまとめた。住宅会社を選定した理由は、「安心できる会社」が最多。「営業担当者の説明に納得できた」との回答が年々増加している。
  住宅会社の選定理由については、「安心できる会社だった」が67%。「営業担当者の説明に納得できた」は55%で、2004年の49%、2005年の51%から増えている。同協会は、「営業担当者の役割が重要性を増している」としている。
 
9. ゆとりフォーム、リフォームに「定価」
  
  文化シヤッターの100%子会社で首都圏で住宅リフォーム事業を手がけるゆとりフォーム(東京・板橋、長谷部勲社長)は1月20日、リフォームの種類・ランクに合わせて「定価」を設定した新サービスを始める。顧客は価格を施工会社との交渉で決めるが、煩わしさやあいまいさがリフォームをちゅうちょさせる原因になっている。出費に対する顧客の不安を解消し、受注獲得を狙う。  
  新サービス「安心価格」は浴室、台所などの部分改装から全面改装まで対応する。部分改装では最も安い「おてごろプラン」、機能を一通り装備する「おすすめプラン」、グレードが高い「ふんぱつプラン」の3種類を用意。解体を含む工事代や消費税などすべて込みの均一価格で施工する。