野村総合研究所は2月22日、2010年の住宅リフォーム市場規模が2005年の7兆円から8兆円程度に拡大するとの予測を発表した。団塊世代の退職後のリフォームや新耐震基準(1981年)以前の住宅の耐震改修工事が増加。築35年以上の住宅で約1兆円増えると見ている。
過去3年以内にリフォーム経験のある700人を対象にしたアンケート調査を踏まえ予測した。調査で判明した築年数別のリフォーム実施率と平均工事単価に、築年数別の住宅戸数の予測値を掛け合わせて市場規模を算出した。
築年数別では、「築20年以上25年未満」が1.2兆円、「築25年以上35年未満」が2.1兆円など築35年未満の住宅で横ばい。「築35年以上」では約1兆円増えて2.8兆円。既存住宅で実際に使用されている割合を示す「住宅活用率」が、築35年以上の住宅で2003年の60%から75%に増えるという。
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| 9. | 欠陥住宅補償の保険、戸建ても義務付け・国交省方針 |
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国土交通省は2月22日、売り主に加入を義務付ける、欠陥住宅の補修や建て替えの費用を負担する保険について、分譲マンションだけでなく戸建て住宅も対象とする方針を決めた。必要な資金を確実に拠出できることを売り主に証明させるのが狙い。保険だけでなく銀行などによる保証も認める。今国会で宅地建物取引業法などを改正する考え。ただ故意や重過失による欠陥への対応など課題も残っている。
国交省は2月22日の社会資本整備審議会の基本制度部会で耐震強度偽装事件の再発防止策をまとめた。売り主の欠陥住宅への補償能力の証明義務付けは消費者保護策の柱になる。
戸建て住宅を含む新築住宅の売り主は、引き渡し後10年以内に欠陥が見付かった場合は、補修や建て替えを行う瑕疵(かし)担保責任を負っている。今回の事件では売り主であるヒューザーには支払い能力がないとみられ、公的支援で建て替え費用などを拠出することになった。国交省は業者に本来の責任を果たさせるためには、保険加入など支払い能力の保証が必要だと判断した。
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大手住宅メーカーが一定基準を満たした「防犯建物部品」の採用を加速している。旭化成ホームズや大和ハウス工業は部品を標準採用、ミサワホームはオプションで使える部品数を拡充する。民間検査機関の評価による「住宅性能表示」に、4月から防犯項目が追加されることも採用増の理由。住宅メーカーの利用が広がれば量産効果で部品価格が下がり、さらに普及が進みそうだ。 |
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| 11. | 東急ホームが健康・環境に配慮した「ドイツ住宅」
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東急ホームは健康や環境に配慮した「ドイツ住宅」のモデルハウスを千葉県大網白里町の季美の森団地内に開設した。ドイツで普及が進む断熱システムや自然素材を使った内装建材などを採用。日本の気象条件下でデータを計測、商品開発に生かす。
ツーバイシックス(2×6)パネル工法の2階建てで、延べ床面積は約166平方メートル。柱と柱の間に断熱材を配した「充填断熱」と外断熱を組み合わせた「外壁複合断熱システム」を採用、人体に有害な可能性がある溶剤を含まない塗料や天然木材、吸湿性能の高い建材などを使っている。
建築費用は一坪(3.3平方メートル)あたり約100万円。集めたデータを主力の輸入住宅「ミルクリーク」に導入、長野県軽井沢町など寒冷地での住宅建設に生かす。
モデルハウスは2005年6月に提携した独フラウンホーファー研究機構(ミュンヘン)傘下のフラウンホーファー建築物理研究所(シュツットガルト)と共同で建設した。
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| 12. | 技研興業、戸建て分譲や住宅リフォーム事業に参入
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消波ブロック型枠貸与大手の技研興業は2月8日、戸建て住宅分譲や住宅リフォーム事業に参入すると発表した。対象地域は首都圏近郊に限定する。公共事業費の削減傾向が続くなか、新事業を中長期的な成長戦略の一環と位置づける。
2月10日にハウジング事業部を新設する。人員は5人。東京都や埼玉県を中心に戸建て住宅分譲事業や住宅リフォーム事業を展開する。戸建て住宅分譲事業は自社保有の遊休地を利用するほか、5−10棟分の土地を新規に仕入れていく。住宅リフォーム事業は戸建てからマンションまで幅広く対応する。
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分譲戸建て住宅中堅のフジ住宅は中古住宅の販売で対面営業型の新店舗を設ける。中古住宅に関する情報を検索できる機器を設置し集客力を高める。担当者も新店舗に集め、営業効率を上げる。中古住宅に対する関心の高い顧客向けの営業体制を整え、販売増につなげる。
新型店舗の名称は「フジホームバンク お・う・ち・館」(大阪府岸和田市)で、2月26日に営業を始める。地上4階建てで1−2階を店舗、3−4階を営業担当者の事務所に使う。
店舗部分の面積は約810平方メートル。1階にはタッチパネル式の情報端末や地域別に分類した物件情報シートなどを設置。顧客が自由に物件情報を検索できるようにした。中古住宅の購入希望者を効率的に集客する。
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エス・バイ・エルは2月6日、リゾート事業を米系投資顧問の日本法人、エートス・ジャパン(東京・港)が運営する投資ファンドが出資する特別目的会社(SPC)に売却すると発表した。譲渡額は約7億円。営業赤字で不振が続く非中核事業から撤退、主力の住宅事業に経営資源を集中して経営再建を進める。
2月10日付で売却するのはホテル事業を手掛ける軽井沢倶楽部(東京・新宿)とゴルフ場運営の宜野座カントリークラブ(沖縄県宜野座村)の2社。エス・バイ・エルが保有するホテルの建物を軽井沢倶楽部に移管したうえで同社を売却する。ホテルやゴルフ場の従業員や施設はSPCが継承し、営業を続ける。
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